黒蜜きなこ
わたしは、メイ。
本名は ”黒蜜きなこ” ヒトに例えると”吉高由里子”さん。動物に例えると"カピバラさん”といわれる。
10歳。今は、お月さまに在住。
千葉の佐倉で生まれ、おかあさまはネザーランドドワーフ。
おとうちゃんは・・・野山を駆ける自由兎。つまりわたしは ネザーランドドワー風、ハーフって事。
今まで 盗み撮りを沢山とられました。(by メイ)
10年分のメイのつぶやき写真、どれもこれも楽しい想い出ばかりです。
今後、新たな写真は増えませんが、毎日メイ写真に語りかけて生きていきます! (by 親方)
夏の終わり。小雨の中、佐倉からやってきました
小さなケージに入って、キョトンとした顔で見上げてました。 真っ白なお腹、首や胸脇は茶色、背中と顔は黒色。まるで、わらび餅にきなこと黒蜜がかかったみたいだったので「黒蜜きなこ」と命名。
呼び名は なぜか メイちゃん。
意味はない、そんな家族だから・・・(^ ^;)
そして、すぐに動物病院で健康診断を・・・
先生が皮膚をみて「この子はブチだね」って。
生まれて3ヶ月のメイの体重は900g・・・
初日、いろんな場所を探検してたね。
わんこのお下がりトイレは、リビングの隅っこに。
ケージは寝る場所なので、トイレは中には置いてません。リビング全体がメイの部屋仕様なんです。
が、これが後に困ったことに・・・
1週間後
夜10時からハッスルタイム! 毎晩、運動会。
それでも深夜にはケージに入れて・・・
早朝には、ガタガタ柵を噛んで”早く出せ”アピール
出すと、トイレにダッシュ!
親方たちが仕事にでかける間は、ケージの中で
ゆっくり寝ています。
いつの間にか体重は1.2kg
来た頃より、確かに丸みが・・・・
2日目
メイちゃん仕様になったリビングは快適だろうな。
安心したのか、倒れるように横になる事が多くなりました。
トイレは、何度か失敗したけど、少しずつ覚えてきたし、とてもお利口さんです
3歳頃までは、夜と留守番中はケージに入ってもらってたけど、メイさんの生活リズムがわかってからは、夜は時々、ケージから出していました。
少しの時間のお留守番もケージを開けてフリーにしてあげました。
早朝4時半 親方起床 メイさんも同時に起床。
トイレ、朝食を済ませるとケージに自分から入る。
我々どちらかが帰宅すると、だいたいケージから飛び出してきて”おかえり〜”と恐らく云ってくれてるのでしょう(-^^-)
トイレを見ると、ちゃっかり1度は済ませてます。
一度、留守番の過ごし方が気になり、ビデオを設置したことがありました。
・・・これ、動画だよね? 椅子の上に座ったまま静止してる画像でした。トイレにも走って行ってました。トイレを済ませるとまた静止画のように・・・
全く動画の意味がなかった(^ ^;)
夜行性だからなのかな・・
いつの日からか、一緒に寝るのが恒例になりました
特に、枕に乗るのが大好きで、取り合いに!
お尻をピッタリと顔にくっつけてきたり、
背中にピッタリ寄せて横たわってみたり、
手を見つけると、頭を入れて”撫でて”とアピールしてきたり、
誰からも相手にされないと、布団の上(お腹の上)に乗って寝顔を見下ろしてたり・・・
案外、重い!
そろそろ寝る頃かな・・・と察しては 誰よりも先にお布団に横になって 「あたためておきました」って顔つきで見上げてたけど、よけてはくれない。
お兄ちゃんのお布団の中に入っても、枕に乗っても
上に乗っても振り落とされることはなかったね・・
お兄ちゃん、気付いた時は、”しあわせはココにある”
って喜んで叫んでたね!
よくおねしょされてたけど・・・怒らないんだよね〜
お休みの日は、うざがられるくらい遊んだね
”藁かまくら” をプレゼント!
喜んで入ってくれました。
すぐに屋根に大きな穴が・・・・
こんなにすぐに崩壊するとは・・
もっと大きい”かまくら”を、と用意したら
全く入ってくれず、
お気に入りの大きさってあるんだね
りんごのハウス 「めいの楽屋」
これは メイにとってのシェルターみたいなもん
お誕生日 6月9日
毎年、ちょっとしたパーティをしました
メイには 大好物のベリーの盛り合わせとか。
軽い症状のときは近くの動物病院へ
毛球症もあったし、輪ゴムを食べちゃた時も駆け込んだね。。。。手術はやめて、ウンチの中から輪ゴムを採取したっけね。
メイさんはお出かけが大嫌い。 キャリーバッグを準備しなきゃ、と思っただけで気を感じてたのかな?
ケージの中に逃げ込むようになりました。とても賢い。
大地震の後、食欲不振、トイレもしなくなり病院へ駆け込みました
お医者さま曰く「小動物さんで同じような症状で来た子が多いですよ」と。
理解できない恐怖を感じたんでしょうね。。。
地震の避難訓練もしたね
あの時(3月11日)、メイさんひとりでお留守番してました。
たまたま、ケージに入れて鍵をして、マットを囲っていました。冬だったから・・?今思っても不思議ですが、私の野生の勘でも働いたのかと・・・
家の中は壊れたモノで散乱してましたが、メイは怪我もなく無事でした。
2歳の頃、はじめて体験をたくさんしました。
何もかも、メイさん中心の生活です。
ひとりで過ごす時間・・・
ここからの想い出写真はとても哀しい写真が続きます
メイがお月様へ行く1週間ほど前〜お月様へ行く日の写真です。
・・・この頃のメイの表情変化に気付いてもらえるだろうか・・・
うさぎは痛みや苦しみを隠します。何となく様子がいつもの違う気がする・・・そう思った頃です。
ラスト一週間は、わたしたち親方にとっても生きた心地がせず、どんな生活を送っていたのか記憶がない・・
運良く、仕事も連休があったり、メイを独りにする時間は少なくてすんだけど、ずっと泣いていた気がする。
トイレもしない、食べない、身体もぐったり・・・本当に辛かった。
最期の日、私は休みだった。相方はお仕事。
亡くなった瞬間の情景は、私だけに留めていたい。辛すぎる。
冷たくなるのを恐れて、ブランケットにくるんで抱きしめた。呼吸困難になるくらい泣いた。
昼休憩に帰宅した相方は、その姿を見るや抱っこして泣き崩れてしまった。
メイのいない部屋に、独りでいるのは辛い。「メイがいない」と毎日泣いて・・・
仕事に出る方が気持ちが楽だった。
受け止めて話せるようになるまでは時間がかかった。
不思議なことに、何人かの知人のうさぎさんも同時期にお月様へ
皆がそろえて言うのは、「何となく体調が悪そう、と思ってからはあっという間だった」と・・・
その後は、うさぎを迎えることに躊躇している人ばかりだった。
「鳥」を飼おうかな、と考えた人が私だけではなかった(-^^-;)
「まだ、家に一緒にいる気配がする」と誰もが言う。私も姿を見た。見てしまった。
思わず写真を撮ったが、良く映っていない。 そっか〜まだこの部屋を走ってるんだね、と気持ちを明るく切り替えて
”メイはいる” と思って生きていこう、そうしよう!